CoreserverにEC-CUBEをインストールする手順のメモ(1)

Coreserver は EC-CUBE 推奨サーバーではないが、コマンドラインでサーバーを操作できるし、価格も年間料金5000円のプランでかなりの量の運用が出来る。VALUE-DOMAINでドメインを取って運用すれば、開設するまでの時間を軽減できると思う。ただし、やや中級者向けで操作パネルを理解するには、自宅サーバーの運用経験があった方がわかりやすい。コマンドラインでの操作ができる点は、Linux の知識があればお勧めだ。特に EC-CUBE の場合は、ファイルのパーミッション(権限)を変更する箇所が多いので、サーバー側でコマンドラインの操作ができた方が圧倒的に早い。FTPでファイルをアップロードすると、恐らく1時間近くかかるのではないか。その後にパーミッションを直すのがかなりやっかいになる。

EC-CUBE推奨環境
Apache 2.0又は2.2系
Mysql または Postgresql Postgresql推奨
PHP5

Coreserver仕様
Apache 1.3 (古い安定したバージョンなので使用には差し支えない)
Mysql Postgresql データベース数は実質無制限(999個まで)
PHP5

Coreserver で運用するには、ドメインを1つ持っていて、それを申し込んだサーバーに名付ける方がいい。VALUE-DOMAIN でドメインを取った場合は、申し込んだサーバーを指定するだけで、面倒なDNSの設定を知らなくてもいいからお勧め。

必要なソフトウェアの入手(Windows 側で必要なソフトウェア)
Winscp SSHを使用したFTPソフト (普通のFTPソフトでも可能だが、パスワードが漏れる恐れがあるので、暗号化が使えるFTPソフトを使う。FFFTP はだめ)
Poderosa や puttyなどのSSHターミナルソフト コマンドラインでサーバーを操作するソフト
UTFコードが使えるテキストエディタ 秀丸やMifes フリーソフトではサクラエディタ

EC-CUBE の最新バージョン tar.gz バージョン

自分のインターネット環境
光回線でもADSL回線でもいいが、固定IP×1個を扱っているプロバイダがいい。ASAHI-NETが月々1500円ほどで固定IPアドレスを付与してくれるので、おすすめ。KDDIやOCNでもあるが、料金が若干高い。他には interlink などもあるが、interlink の場合は速度が遅くなる。なぜ固定IPを使うかというと、Coreserver 側で SSH 接続のホストを制限する事が出来るからである。セキュリティ的には絶対必要な機能である。

※それぞれのソフトやプロバイダ毎のルータの設定はここでは説明しない。

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